1980年代中盤にアメリカで製造された、SCREEN STARS(スクリーンスターズ)白タグボディのDr. Martin Luther King Jr.(キング牧師)両面シルクスクリーンプリントヴィンテージTシャツ。
公民権運動を率いた指導者の威厳あるポートレートと、歴史を動かした名演説の全容を前背面に刻み込んだ、思想とカルチャーの結実と呼ぶにふさわしいアーカイブピース。
フロントには、アメリカの祝日(MLK Day)制定運動の起点となった生誕日「January 15」とともに、マイクを握り熱弁を振るうキング牧師の力強い肖像を配置。
リボン部分には、1968年4月3日の生涯最後の演説『I’ve Been to the Mountaintop(山頂に達した)』より引用された歴史的一節、“I may not get there with you but… we as a people will get to the promised land(私は皆さんと一緒に辿り着けないかもしれない。しかし、私たちは一つの民として約束の地へ到達するだろう)”が刻まれる。
バックには、1963年ワシントン大行進において自由と平等を訴えた不朽の名演説『I Have a Dream』の全文テキストを精緻にレイアウト。
表裏それぞれに異なる歴史的名演説のコンテクストを宿した、20世紀アメリカの精神史を物語る重厚なアートワークの構成。
本作の白眉は、当時の卓越した技術を感じさせるシルクスクリーンプリントのクオリティ。
フロントのアートワークは、陰影の階調や豊かな色彩を表現するために4層もの版を重ねた、多版多色の手間のかかる工程を経て刷り上げられたもの。
繊細なハーフトーン(網点)の重なりと、経年によって乾いた風合いを増したインクの沈み込みが、現代のインクジェット印刷では決して再現できないヴィンテージ特有の深いアトモスフィアを形成。
バックの精緻な文字組に至るまで、当時の職人による高度な製版・印刷技術が凝縮されたアートピースとしての存在感を放つ仕上がり。
ボディには、1980年代中期を象徴するSCREEN STARSのオリジナル白タグを採用。アメリカ製(Made in U.S.A.)のコットン50%・ポリエステル50%ブレンド。ヴィンテージ特有のさらりとしたドライな肌触り、美しい落ち感を描くしなやかなドレープ感が特徴。
袖口および裾ともに、当時のヴィンテージディテールであるシングルステッチ仕様。白のボディに対して同色ではなく、あえて薄いグレーの縫製糸が採用されている点が本作の密やかな白眉。裾元や袖口にさりげない色彩の奥行きと瀟洒な陰影をもたらす仕立て。
80年代のSCREEN STARSにおいて極めて入手困難なゴールデンサイズ「XL」。身幅にゆとりを持たせたリラックス感のあるシルエットが、現代の装いにも洗練されたバランスを付与。
フロント裾付近の微細な色付きやバック上部のインク飛びなど、経年がもたらした自然な風合いを内包。プリントの微細なクラックを含め、40年余りの歳月を経たヴィンテージならではの風格と清潔感を兼ね備えた良好なコンディション。
































